音の洪水に溺れる幸せ

大音響といえばマーラーの交響曲第8番「千人の交響曲」。作曲家自身が「宇宙が鳴動する様子を想像してください」とメンゲルベルクに宛てた手紙に書いたそうです。我らが晋友会では有難いことにこの曲を10回以上歌っていて、特にクライマックスの轟音を初めてサントリーホールのP席中央で聴いた時は、正面のフルオーケストラ、左右のバンダ群、背後のパイプオルガン・・・涙が出ました。
また前述のベルリオーズのレイクエムも壮絶。
忘れられないのがズービン・メータ率いるワールドオケのマーラー「復活」。波動砲でホールを撃ち貫くが如き音の塊でした。
最後にシエナウインドオーケストラのアンコール。聴衆の中高生が皆楽器を持参して舞台を所狭しと埋めつくし、実に楽しそうに「星条旗よ永遠なれ」をぶっ放す。この時ばかりは我らが合唱団も無条件降伏です。


by む
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夢のコラボ

先日発売になったシエナウインドオーケストラ晋友会合唱団によるCDは中学校や高
校の吹奏楽部と合唱部が共演できるようにという佐渡裕さんの願いを結実させた吹奏
楽と合唱のコラボで、聴くとなるほど、「イイものを作れた」と思います。是非一聴
下さい。

BRASS&CHORUS=吹奏楽と合唱の祭典

佐渡裕指揮 シエナ・ウィンド・オーケストラ 晋友会合唱団

曲目
1. ≪カルミナ・ブラーナ≫より「おお、運命の女神よ」
2. 歌劇≪ローエングリン≫よりエルザの大聖堂への入場 [合唱付]
3. 大地讃頌~カンタータ≪土の歌≫より [混声四部+吹奏楽]
4. 家族写真 [女声三部+吹奏楽]
5. 旅立ちの日に [混声三部+吹奏楽]
6. COSMOS [混声三部+吹奏楽]
7. 巣立ちの歌 [混声三部+吹奏楽]
8. 威風堂々 第1番[希望と栄光の国] [合唱付]
9. 祝典序曲≪1812年≫ [合唱付] 試聴する
10. アフリカン・シンフォニー [合唱付] (ライヴ・レコーディング)
11. バードランド [無伴奏混声四部]


夢のコラボと言えば、バッハの平均律クラヴィーア第1集冒頭の曲にアヴェ・マリア
をコーティングしたグノーも天才ですね。ドイツの堅牢さの上にフランスの洒脱さが
彩を加え実に見事なコラボです。
バッハといえば、チェンバロ協奏曲には、その宇宙的な響きと精神性の高さに尋常な
らざるものを感じ、昔から特別な思いを持っています。4台のチェンバロのための協
奏曲(BWV1065)と共に最高傑作と思っていた協奏曲第1番(BWV1052)の原曲がヴィ
ヴァルディだと知った時はやや複雑な思いもしましたが、イタリアとドイツのバロッ
ク時代の天才2人の夢のコラボと言えましょう。

有名なモーツァルトのピアノ協奏曲第20番のカデンツァはベートーベン作曲のものが
愛用され、1曲の中で音楽界の巨人二人が夢のコラボを繰り広げます。
プッチーニは日本を愛し、蝶々夫人には「お江戸日本橋」などが登場しますが、ボ
エームの有名なミミのアリアで、かくれんぼの「も~い~か~い」が聴こえるのは偶
然でしょうか。それとも日本の遊び歌とプッチーニの異色コラボ?

ショスタコービッチの交響曲第15番には何とワーグナーの指輪やらロッシーニのウィ
リアム・テルが見え隠れして、こちらは遊びのコラボなのですが、この曲の終曲を聴
くと、彼の天才ぶりを再認識します。交響曲のフィナーレとしては唯一無二の、パー
カッションで奏でるこの世のものと思えぬ世界が広がります。人類が残す連作交響曲
の最後のフィナーレになるのかもしれません。

by む

スポーツか!

ヘ音記号の五線から上があやしかった自分が、高音の壁に挑むきっかけになった曲がベルリオーズのレクイエム。Tuba mirumではフルオーケストラとバンダに加えてティンパニ10数台が轟音を鳴らす中、男声陣がTubaと切り込む。当然ファルセットのへなちょこ声では歯が立たないので、一念発起。ヘ音記号の五線の上がおぼつかないのに、はるか上の声にトライ。
練習で真っ赤になりながら「スポーツか!」とからかわれつつもくじけず挑戦。
高音出す基本は一点の迷いもなく挑むこと。この曲の場合は敵に不足なし。
・・・・・・いい戦いだった!


by む

巨匠

トスカニーニの演奏はどれを聴いても「この人は信念をもった人だ」と感じます。
(レスピーギのローマ三部作などお勧め)
クレンペラーは晩年になって大いに開花し、演奏が大きくなり、心に深く入り込むようになりました。(ミサソレや大地の歌などお勧め)
我らが関屋晋先生がご存命の折、木曽節の練習をしていた時のこと、まさにそのおおらかなテンポにより一瞬にして木曽の山奥の風景がイメージされ、ああこの先生は巨匠なんだなと思ったものです。


by む

卒業

中学校卒業の日、片思いだった子の背中を見送ったほろ苦い思いは今でも忘れない。
昨日まで毎日会っていたのに、もう2度と会えないかもしれない・・・
演奏会本番は卒業式に似ている。散々練習を繰り返して、自分達なりに完成させた状
態で本番を迎え・・・それが今生の別れとなる曲もある。
もちろん何度も再会して終生の友となる曲もある。第九やマーラーの復活は何十回も
ステージに立ち、もはや親友状態である。
カルミナ・ブラーナやマーラーの千人の交響曲を初めて歌った時は、よもや演奏回数
10回を超えるとは思いもよらなかったが、これらも終生の友となろう。
一方意外と再会できないのがバッハのロ短調ミサとメンデルスゾーンのエリア。是非
再会を果たしたいものである。
先日歌ったヤナーチェックのグラゴルミサとは再会するのだろうか・・・・意外とい
い奴だったなぁ

by 
プロフィール

shounanmuse

Author:shounanmuse
湘南市民コールのブログにようこそ!
神奈川県藤沢市に本拠を置く混声合唱団です。

晋友会の中心団体の一つでも有り、オーケストラとの共演から自前の定期演奏会と幅広く活動しています。

ホームページは、こちら
http://sound.jp/shonan-shimin-chor/index.html

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